暫定予算 衆参両院本会議で可決・成立

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新年度、平成27年度予算案が年度内に成立するめどが立たないことを受けて、政府が提出した暫定予算は30日、衆参両院の本会議でそれぞれ賛成多数で可決され、成立しました。
新年度、平成27年度予算案は参議院予算委員会で審議が続いていますが、年度内の31日までに成立するめどが立っていません。
このため、政府は憲法の規定で予算案が自然成立する来月11日までの間、社会保障費の支払いなどに充てるため、先週、新年度の暫定予算案を提出し、一般会計の総額は5兆7593億円、東日本大震災の復興事業に充てる復興特別会計には除染の費用などとして303億円が計上されています。
暫定予算案は30日、衆議院予算委員会と本会議で可決されたあと、直ちに参議院予算委員会でも審議され、賛成多数で可決されました。
そして、暫定予算は参議院本会議に緊急上程されて採決が行われた結果、自民・公明両党と民主党維新の党などの賛成多数で可決され、成立しました。
暫定予算が国会に提出されて成立するのは2年ぶりで、政府・与党は、暫定予算で財源を賄える来月11日を待たずに、来週、新年度予算案を成立させる方針で、成立すれば、暫定予算に計上された経費も吸収されることになります。