野党の統一候補構想「究極の談合」 自民・茂木氏

参照元 野党の統一候補構想「究極の談合」 自民・茂木氏

 「国民不在の究極の談合だ」。自民党茂木敏充選挙対策委員長は21日、東京都内で講演し、来年夏の参院選に向けて野党が進めている統一候補構想を批判した。

 茂木氏は「平和安全法制廃止という点は共通しているが、外交や経済など他の問題でも考えが一緒なのか」と野党を牽制(けんせい)。さらに、「『自民・公明の保守中道か、共産党を含む野党の革新か。どちらを選ぶのか』と訴えやすくなるので(野党は選挙協力を)進めてほしい」と皮肉った。

 一方、共産党山下芳生書記局長はこの日の記者会見で、「自民、公明から談合と言われる筋合いはない」と反発。「政権が憲法を踏みにじったら独裁政治だ。立憲主義を取り戻そうと野党が大同団結する。これ以上の大義はない協働だ」と反論した。