谷垣幹事長 首相補佐官発言で陳謝

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谷垣幹事長 首相補佐官発言で陳謝

7月29日 11時02分

自民・公明両党の幹事長らが会談し、安全保障関連法案を巡って礒崎総理大臣補佐官が「法的安定性は関係ない」などと発言したことに、公明党側が「発言はいかがなものか」などと苦言を呈したのに対し、自民党の谷垣幹事長が陳謝しました。
会談には、自民・公明両党の幹事長と国会対策委員長が出席しました。
この中で、公明党の井上幹事長は、国家安全保障を担当する礒崎総理大臣補佐官が安全保障関連法案を巡って「法的安定性は関係ない」などと発言したことについて、「『法的安定性』は与党協議や閣議決定でも確認されており、こうした発言をするのはいかがなものか」と苦言を呈しました。
また、公明党の大口国会対策委員長も「法案審議に協力すべき補佐官が悪い影響を与えるべきではなく、反省してもらいたい」と述べました。
これに対し、自民党の谷垣幹事長は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝しました。
そして、会談では、法案の成立に向けて、緊張感をもって審議に臨むことを確認しました。
一方、自民党の二階総務会長は、公明党の漆原中央幹事会会長と会談したあと、記者団に対し、「重要な立場に近いポストにいる人には、その人なりの責任があり、言動に注意することは当たり前だ。国会運営は極めて微妙なバランスの上に成り立っており、十分注意してもらいたい」と述べました。