安倍総理大臣は総理大臣官邸で、
自民党の谷垣幹事長、
公明党の井上幹事長と会談し、消費税の軽減税率について、「幹事長どうしで、よく協議してほしい」と述べ、両党の幹事長で早期の決着を目指して調整を急ぐよう求めました。
消費税の軽減税率を巡って、
自民党の谷垣幹事長と
公明党の井上幹事長は先週、訪問先の北京で協議したのに続き、6日夜も両党の
税制調査会長らを交えて協議しましたが、対象品目や財源で折り合わず、結論は出ませんでした。
谷垣・井上両氏は7日、総理大臣官邸で開かれた政府与党連絡会議に出席したあと、
安倍総理大臣と会談しました。
この中で谷垣氏が「七転八倒しながらやっている」と述べるなど、協議の現状を伝えたのに対し、
安倍総理大臣は「幹事長どうしで、よく協議してほしい」と述べ、谷垣・井上両氏で早期の決着を目指して調整を急ぐよう求めました。
会談のあと谷垣氏は記者会見で、
公明党が軽減税率の導入当初から対象品目に加工食品も加えるよう求めていることについて、「技術的に難しいと思う」と述べました。また、記者団が「対立が続けば、
公明党との連立にも影響が出ると考えるか」と質問したのに対し、谷垣氏は「それを埋めるべく一生懸命やっているところで、誠心誠意、話をするということだ」と述べました。