自衛隊、米軍へ弾薬提供可能に 日米防衛協力で政府方針

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 日米両政府は自衛隊と米軍の役割分担を決める「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の改定で、米軍への後方支援を大幅に拡大する方針を固めた。米軍への弾薬提供や離陸直前の米戦闘機への給油を可能にする。日本周辺に限定していた地理的な制約もなくす。改定は、日米の軍事協力を地球的規模に広げ、軍事力を強める中国に対抗する狙いがある。

 日米両政府は4月下旬にも米国で外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開き、改定に合意する見通しだ。

 自民、公明両党は現在、集団的自衛権の行使を認めた昨年7月の閣議決定に基づいて、安全保障法制や日米協力のあり方などを議論している。両党は20日にも基本方針を決める。政府は、関連法案作りを進めるのと同時に、日米の新ガイドラインにこの方針を反映させる。