公明、議員在職24年に制限 定年は69歳に引き上げ

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 公明党は、所属議員の在職期間を原則「24年間」に制限する規定を新設した。世代交代を促すためで、ベテランの北側一雄副代表(当選7回)や斉藤鉄夫税制調査会長(同)が次期総選挙で抵触する。定年は「任期中に66歳を迎えない」から「69歳」に引き上げる。

 国会議員地方議員が対象で、来春の統一地方選から適用する。党内では所属議員の高齢化が課題になっており、新たな規定は多選の弊害を防ぐ狙いがある。

 「66歳定年制」には、参院議員(任期6年)の山口那津男代表(61)や衆院議員井上義久幹事長(66)がすでに抵触しているが、例外として認めてきた。一方で、「地方議員のなり手がなかなかいない」(党幹部)という事情もあり、66歳超の議員を認めることにした。

 自民党衆院比例区で73歳、参院比例区で原則70歳未満の定年制をとっているが、昨夏の参院選で例外を認めている。