浅田均府議を参院大阪選挙区に擁立へ おおさか維新の会
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橋下徹大阪市長が設立した国政政党「おおさか維新の会」は、来夏の参院選大阪選挙区(改選数4)に、浅田均大阪府議(64)を擁立する方針を固めた。浅田氏は政策面で橋下氏を支えてきた側近議員で、おおさか維新が掲げる大阪の「副首都化」を進めるため、国政に送り込む狙いだ。先月22日の大阪府知事、大阪市長のダブル選での圧勝を受け、同選挙区では2人目の擁立も検討している。
おおさか維新幹事長の松井一郎府知事がダブル選前から立候補を要請していた。浅田氏は周囲に「地方から国を変えるために、副首都化を実現したい」と語り、意欲を示している。浅田氏は橋下氏、松井氏らと2010年に地域政党「大阪維新の会」を設立し、政調会長を務めてきた。大阪都構想での制度設計に加え、大阪維新や橋下氏が率いた国政政党では公約づくりの中核を担ってきた。
13年に改選数が3から4に増えた大阪選挙区は今回、自民党の北川イッセイ氏(73)、民主党の尾立源幸氏(52)、公明党の石川博崇氏(42)が改選を迎える。共産党は新顔の渡部結氏(34)を擁立する。
一方、おおさか維新の新役員人事も固まった。代表の橋下氏が大阪市長の任期満了の今月18日で政界を引退するため、後任に松井氏が就き、共同代表に片山虎之助参院議員を据える。幹事長に馬場伸幸衆院議員、政調会長には浅田氏を起用する方針だ。大阪市長選で初当選した吉村洋文前衆院議員も要職に就ける方針。