「若者の声発信する時」公明・山口氏、高校生と意見交換

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 公明党は29日、高校生を対象にした国会見学会を開いた。山口那津男代表も参加し、政治に関心を持ってほしいと呼びかけた。来夏の参院選から選挙権が18歳以上に引き下げられることを踏まえて企画した。

 首都圏の高校1、2年生の男女計33人が参加。本会議場などを見学した後、国会議員と意見交換会。山口氏も途中から加わった。

 山口氏は「政治家は脂ぎって、威張っていて、何か裏がありそうだと思っていた」と語り、自身が学生時代に抱いてた政治家の印象を明かしたが、サラ金問題に取り組んだ弁護士時代に、「国民に役に立つ法律ができれば、いっぺんに大勢の人を助けることができる」と感じるようになったと話した。

 女子高生から「18歳選挙権で、政治に何か変化があるのか」と問われると、「大学を出ても就職できるとは限らない。自分個人だけでは切り開けない課題も多い」と指摘。「若者が『今の政治家に問題を突きつけよう』と行動を起こしたら、国会議員は『これではいけない』と思う。若者の声をどんどん発信する時だ」と呼びかけた。