公共対決の大阪3・5区、無効票率が突出 15%前後

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 白票や候補者名以外が記載されたなどの無効票が大阪府内の小選挙区で合計17万4618票となり、投票総数に占める割合(無効票率)は4・84%だった。全国で2番目に無効票率が高かった前回2012年の4・62%を上回る。急な衆院選で候補者が少なく、選択肢を失ったことが背景にあるとみられる。

 とりわけ公明党共産党の一騎打ちになった3区が15・25%(前回10・83%)、5区が14・90%(同10・20%)と突出。両党に生活の党を加えた6区も11・31%(同11・14%)だった。公明、共産対決となった兵庫8区も10・41%(同4・15%)と高かった。

 大阪5区で当選した公明の国重徹氏(40)は、無効票率の高さに「公明、共産両党以外を支持する人の受け皿になりきれなかった」と振り返った。(西山良太、山中由睦)