山口氏 改正案は今国会成立を

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公明党の山口代表は党の中央幹事会で、いわゆる「婚外子」の遺産相続を「嫡出子」と同等にする民法の改正案について、「今の民法の規定は憲法に違反する」という最高裁判所の判断を尊重し、今の国会で成立させるべきだという考えを示しました。

政府は結婚していない両親の子ども、いわゆる「婚外子」の遺産相続を「嫡出子」と同等にする民法の改正案を今の国会に提出して成立させたいとしていますが、自民党内からは「伝統的な家族制度を崩壊させる」といった慎重な意見が出ています。
これについて公明党の山口代表は、31日に開かれた党の中央幹事会で、「最高裁判所は、『相続に差を設けている今の民法の規定は法の下の平等を定めた憲法に違反する』と明確に判断しており、民法などの改正が迫られている。与党内で早く合意を得て法改正を行うことが、司法の判断に対応する立法府や行政府の在り方だ」と述べ、最高裁判所の判断を尊重し、今の国会で民法の改正案を成立させるべきだという考えを示しました。