橋下氏、憲法改正へ首相と議論 「統治機構改革のため」

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 国政政党「おおさか維新の会」の松井一郎代表(大阪府知事)は21日午前、安倍晋三首相と橋下徹前代表(前大阪市長)との会談で憲法改正を議論したと明かした。橋下氏が「統治機構改革のための改憲を目指すべきだ」と述べたという。

 大阪府庁で記者団に語った。会談は19日、前日に市長を退任した橋下氏の「慰労会」として、東京都内で約3時間半行われた。会談は6月以来で、松井氏と菅義偉官房長官が同席した。

 橋下氏は、地方自治について定めた92条などを念頭に、地方分権を軸にした改正を訴えたという。18日の退任会見でも、おおさか維新が一定の勢力を確保し、自民党公明党と合わせて、発議に必要な参院の3分の2を占めることが「非常に大事だ」と述べていた。そうした考えも伝えたという。橋下氏は「政界引退」を表明しているが、安倍首相は「惜しむ声は多い」と語ったという。