国訴える抗告訴訟議案、沖縄県議会が可決 年明け提訴へ

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 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画で、沖縄県議会は18日、辺野古の埋め立て承認取り消しの効力を止めた国の決定を取り消すよう求める「抗告訴訟」を起こすための議案を賛成多数で可決した。翁長雄志(おながたけし)知事はこれを受けて、年明けにも国を相手取った訴訟を那覇地裁に起こす。

 採決では共産や社民など翁長氏を支える与党5会派や、中立の維新などが賛成、自民は反対した。公明は5人中4人が退席し、1人が賛成した。

 移設計画を巡っては、承認取り消しの撤回を求めて国が翁長氏を相手取った代執行訴訟を福岡高裁那覇支部に起こしており、県側からの訴えにより、二つの裁判が並行して進むことになる。