橋下氏、「おおさか維新」代表を辞任 後任は松井氏

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 国政政党「おおさか維新の会」は12日、大阪市内で党大会を開き、橋下徹大阪市長が同日付で代表を辞任し、松井一郎幹事長(大阪府知事)が後任の代表に選ばれた。市長任期満了の18日での政界引退を表明した橋下氏は今後、党の法律政策顧問に就く予定で、影響力を保持し続けそうだ。

 橋下氏は党大会後の懇親会で「参院選で自民、公明、おおさか維新で3分の2の議席を目指そう」とあいさつしたという。憲法改正の発議に必要な勢力の確保を目指す考えを示したとみられる。ただ、「与党に入るのではなく、野党のままだ」とし、改憲での協力を強調したという。

 党大会での代表選には松井氏だけが立候補し、13日付での就任が決まった。国会での党首討論に出られないため、共同代表に片山虎之助参院議員を、幹事長には側近の馬場伸幸衆院議員を指名。政調会長には来夏の参院選大阪選挙区に擁立する方針の浅田均・大阪府議を起用するという。