大阪市の橋下市長は記者団に対し、今月22日の
大阪ダブル選挙では、
地域政党・
大阪維新の会が掲げたいわゆる「
大阪都構想」の練り直しに対する民意が得られたという認識を示したうえで、5月の
住民投票で都構想に反対した
自民党や
公明党との協議が、今後進むことに期待感を示しました。
この中で橋下市長は、今月22日の
大阪府知事選挙と
大阪市長選挙でともに
大阪維新の会の候補が勝利したことについて、「もう一度『
大阪都構想』を議論し、
府民や市民の意見をしっかり聞いて、以前の案をリニューアルしていくべきだという民意が示された」と述べ、いわゆる「
大阪都構想」の練り直しに対する民意が得られたという認識を示しました。
そのうえで、橋下市長は「
大阪維新の会は一方的に自分たちの考えを主張し、相手方を攻撃するのではなく、妥協点を探っていく新しいステージに入った。
自民党や
公明党と話し合って妥協点を探ってもらいたい」と述べ、5月の
住民投票で都構想に反対した
自民党や
公明党との協議が、今後進むことに期待感を示しました。
一方、橋下市長は、来月に政界を引退した後の活動について、「私人になるので、公の場で言う必要は全くない。党の意思決定には関わらないが、意見を求められれば答えられる範囲で答えていく」と述べました。