岡田代表 宮城県議選で批判票受けきれず

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岡田代表 宮城県議選で批判票受けきれず

10月27日 16時12分

民主党の岡田代表は東京都内で講演し、宮城県議会議員選挙で民主党議席を減らしたのは安倍政権の批判票の受け皿になっていない結果だとして厳しく受け止める一方、来年の参議院選挙に向けたほかの野党との候補者調整に引き続き取り組む考えを強調しました。
この中で民主党の岡田代表は、25日に投票が行われた宮城県議会議員選挙で、民主党が選挙前から2議席減らして5議席の獲得にとどまったことについて、「安倍政権への批判票が共産党に行き、民主党は風を受けきれていないことは事実だ。そこはしっかり踏まえて、これからのことを考えていかなければならない」と述べました。
一方で、岡田氏は、来年夏の参議院選挙への対応について「定員が1人の選挙区を中心に、野党の候補者がお互いに競合しないようにすることは非常に重要だ」と述べ、自民・公明両党に対抗するため、維新の党や共産党などほかの野党との候補者調整に引き続き取り組む考えを強調しました。
また、岡田氏は、政府内で来年の通常国会の召集を例年より大幅に前倒して来年1月4日にする案が検討されていることについて、「通常国会は毎年開かれるもので、臨時国会の開催要求に応えたことにならないのは憲法上明白だ」と述べ、政府の姿勢を批判しました。