防衛省は、安全保障関連法が成立したことを受けて、南
スーダンで
国連のPKO活動に参加する
陸上自衛隊の部隊に対し、武器を使って、他国の部隊などを救援する、いわゆる「駆け付け警護」などの任務を新たに追加する方向で検討に入ることにしています。
今の国会の最大の焦点だった安全保障関連法は、19日未明、自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で成立しました。
これを受けて、
防衛省は法律に基づいて、
自衛隊の部隊が行動できる地理的な範囲や、携行できる武器の種類、使用方法などを任務ごとに定めた「部隊行動基準」の策定を行うことにしています。
そして、南
スーダンで
国連のPKO活動に参加している
陸上自衛隊の部隊に対し、武装集団から危害を加えられるおそれがある他国の部隊などを武器を使って救援する、いわゆる「駆け付け警護」の任務や、外国軍隊とともに宿営地を防護するといった任務を新たに追加する方向で検討に入ることにしています。
現在、南
スーダンに派遣されている部隊は、ことしの12月に交代することになっており、
防衛省は早ければ、この際に新しく派遣される部隊に対して、そうした任務に当たるための訓練を行うことも検討しています。