統一地方選結果 各党の反応は

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統一地方選挙の結果について、自民党は、前半の10の知事選挙に続き、後半の大分市長選挙で支援した候補が勝利したことなどで、地方の基盤が強化されたとしていて、来年の参議院選挙につなげたいとしています。これに対し、民主党は、党内で、統一地方選挙の結果について評価が分かれており、今後、党員・サポーターの拡大などに取り組む方針です。
統一地方選挙の結果について、自民党は、前半の10の知事選挙に続き、26日に投票が行われた後半でも、民主党と事実上対決する構図となった大分市長選挙で、支援した候補が勝利したことなどで、地方の基盤が強化されたとしていて、来年の参議院選挙につなげたいとしています。
ただ、世田谷区長選挙など、東京の3つの区長選挙で推薦した新人が敗れたことを受けて、都市部の無党派層への浸透が課題になるという指摘も出ており、選挙結果を詳しく分析することにしています。
公明党は、地域に密着して政策実現に取り組んできた党の姿勢が評価され、目標をほぼ達成できたとしており、来年の参議院選挙も見据えて、与党の政策を丁寧に説明していく考えです。
これに対し、民主党は、執行部に「党勢の底は打った」という見方がある一方、大阪など近畿で大幅に議席を減らしたことを批判する声も出るなど、選挙結果について評価が分かれており、今後、参議院選挙に向けて、地方組織の強化や党員・サポーターの拡大に取り組む方針です。
維新の党は、大阪維新の会が、大阪の府議会と市議会で第1党を維持したことは成果だとする一方で、首都圏などでは思うように議席が伸びなかったとして、地元での活動を徹底するなど、地方組織を固めていきたいとしています。
共産党は、今回の選挙の結果は、安倍政権と対決している党の姿勢に共感が集まったものだとして、さらなる支持の拡大につなげたいとしています。