日米防衛指針の骨子判明 機雷除去・離島防衛を明記

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 日米両政府が今月末に改定する予定の「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の骨子が20日、分かった。「平時から緊急事態までの『切れ目のない』形での日米協力」を実現するためとして、シーレーン(海上交通路)での自衛隊による機雷除去を明記する方針だ。

 政府は、ガイドライン改定と、自民・公明両党が協議している安全保障法制の改正を合わせ、自衛隊による「切れ目のない対応」をめざしている。今回の改定は、これまで日本周辺にとどまっている自衛隊と米軍との協力範囲の地理的制限を外して、協力を世界規模に拡大することが特色だ。

 ガイドラインに「機雷除去」を明記することで、米国が求める停戦前のホルムズ海峡での機雷除去が、自衛隊の重要な役割の一つに位置づけられる。