日本とインドの防衛相 飛行艇輸出で協議へ
中谷防衛大臣は、来週、日本を訪れるインドのパリカル国防相と会談し、防衛装備移転三原則に沿って、救難飛行艇のインドへの輸出に向けた協議を加速させることや、海洋進出を活発化させている中国を念頭に置いた、安全保障分野での連携強化を巡って意見を交わすことにしています。日本とインドは、去年９月の首脳会談で、安全保障分野での両国の交流を強化することを確認しており、来週、その一環としてインドのパリカル国防相が日本を訪問し、中谷防衛大臣と会談する予定です。
会談で、中谷大臣は、インドが、海難事故での救助活動や海賊の取締りなどに活用するため、日本製の救難飛行艇「ＵＳ−２」の導入を検討していることを踏まえ、去年閣議決定した防衛装備移転三原則に沿って、輸出に向けた協議を加速させたい考えです。
また、中谷大臣は、安全保障法制の整備について、自民・公明両党が「具体的な方向性」で合意したことを踏まえ、検討状況を説明し理解を求めることにしています。
さらに、両国にとって、ともに隣国であり、海洋進出を活発化させている中国を念頭に置いた、安全保障分野での連携強化を巡っても意見を交わすことにしています。
