自・公 中国共産党と政党間交流再開で合意

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北京を訪れている自民党の谷垣幹事長と公明党の井上幹事長は、中国共産党で対外交流を担う中央対外連絡部の王家瑞部長と会談し、6年前を最後に中断している政党間交流を年内に再開させ、初会合を中国で開くことで合意しました。
会談の冒頭、中国共産党で対外交流を担う中央対外連絡部の王家瑞部長は、6年前を最後に中断している自民・公明両党と中国共産党との間の「日中与党交流協議会」について、「再開に賛同している。
協議会は立ち上げられてから、中日両国の関係や国民の相互理解を促進する役割を果たしてきた」と指摘しました。
そのうえで、王部長は「お互いに、面と向かって本音を言い、双方の政策や主張に対する理解を増進させることが重要な意義を有している」と述べました。
これに対し、自民党の谷垣幹事長は「今回、公明党の井上幹事長と一緒に王部長と会談し、与党交流協議会をぜひ再開しようと北京に来た。
この席で、王部長と向かい合って座り、今のことばをうかがい、大変うれしく思う」と応じました。
そして、会談では「日中与党交流協議会」を年内に再開させ、再開後初めての会合を、中国の地方都市で開くことで合意しました。
また、協議会は、これまで同様、原則として1年に1回開くこととし、日中関係の状況にかかわらず、今後は中断しないことでも一致しました。
さらに、会談では、歴史認識を巡っても意見が交わされ、公明党の井上幹事長は、戦後70年の総理大臣談話について「安倍総理大臣から国会で『歴代の内閣の談話を継承する』という答弁を得ている」と説明しました。