安倍総理大臣は、安全保障法制の整備に向けた与党協議の座長を務める
自民党の高村副総裁らと会談し、自民・公明両党が「具体的な方向性」で合意したことに謝意を示したうえで、関連法案を、今の国会で成立させる考えを示しました。
自民・公明両党は、先週の与党協議で、政府に法案化の方針を示す「具体的な方向性」で合意し、２３日、与党協議の座長を務める
自民党の高村副総裁と、座長代理を務める
公明党の北側副代表が、
安倍総理大臣や、中谷
防衛大臣兼安全保障法制担当大臣ら関係閣僚と会談し、合意内容などを報告しました。
これに対し、
安倍総理大臣は、両党が合意したことに謝意を示したうえで、「合意に従って、早速、政府一丸となって条文を作成したい。国民の命と平和な暮らしを守るための法整備を今の国会できっちりと成し遂げたい」と述べ、関連法案を、今の国会で成立させる考えを示しました。
また、中谷大臣は、「来月中旬までに、間違いなく、法案の条文の準備を整えるので、与党側でしっかり審査してほしい」と述べました。
一方、
安倍総理大臣は、「
防衛大学校で聞いた話では、志願者がすごく増えていて、特に女性が増えているそうだ。安全保障法制を整備すると
徴兵制をしなければならなくなるというのは荒唐無稽な話だ」と述べました。
