公明山口代表 “夫婦別姓 容認方向で結論を”

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公明党の山口代表は記者会見で、夫婦別姓を認めていない民法の規定が憲法に違反するかどうか、最高裁判所の大法廷で審理されることに関連し、最高裁憲法判断が出されるのを待たずに、国会として容認する方向で結論を出すべきだという考えを示しました。

「夫婦は結婚するときに、夫か妻のどちらかの姓を名乗る」として、夫婦別姓を認めていない民法の規定が憲法に違反するかどうか、最高裁判所は、先に15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決め、夫婦別姓について最高裁が初めて憲法判断を示すものとみられています。
これに関連して、公明党の山口代表は記者会見で、「かつて法制審議会で議論されたうえで、夫婦別姓を認める答申が出されて久しい。政府として、基本的に推進する意思を持っているが、政治家の一部から異論が出ていたという経過があった」と指摘しました。
そのうえで、山口氏は「私は、夫婦別姓を肯定的に考えているが、最高裁の判断が下されてようやく政治が動くのではなく、政治の側がどうしていくかという議論がなされて当然だ」と述べ、最高裁憲法判断が出されるのを待たずに、国会として容認する方向で結論を出すべきだという考えを示しました。