大村氏が再選確実 共産推薦・小松氏破る 愛知県知事選

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 愛知県知事選が1日投開票され、現職の大村秀章氏(54)が共産党推薦で新顔の小松民子氏(64)を破り再選を決めた。大村氏を民主、維新、公明、生活、次世代、地域政党減税日本が推薦。かつて衆院議員として属した自民党からは、党方針に反した前回知事選出馬を理由に除名されたままだが、県連推薦を得た。

 選挙戦で大村氏は「リニア ジェット FCV(燃料電池車)」を掲げ、愛知県の自動車産業や航空宇宙産業をさらに強くして雇用を増やすと訴えた。小松氏は県の財政力が福祉や教育に生かされていないと主張したが、及ばなかった。

 大村氏は前回知事選で減税日本代表の河村たかし名古屋市長と連携し、同市長選とのダブル選で既成政党と対決し初当選した。その後、自民が最大会派の県議会と協調に転じ、公約の県民税減税を断念し、予算編成で配慮。12年ぶりに与野党相乗り支援を受けた愛知県知事当選につながった。