佐賀県知事選 自公幹部が農協改革で意見

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佐賀県知事選挙で、自民・公明両党が推薦した候補が農協の政治団体などの支援を受けた候補に敗れたことに関連して、自民・公明両党の幹部から、政府が掲げる農協改革とは分けて考えるべきだという指摘や、今後の対応に生かしたいという意見が出されました。

11日投票が行われた佐賀県知事選挙は、保守分裂の選挙戦となり、自民・公明両党が推薦した候補は、農協の政治団体など自民党の支持団体や地方議員の一部から支援を受けた候補に敗れました。
これに関連して、自民党の二階総務会長は記者会見で、「今回の選挙と農協改革は全く違う次元の問題だ。農協改革で選挙に負けたわけではなく、農協改革を建設的にやっていくこととは分けて考えるべきだ」と述べました。
また、自民党の稲田政務調査会長は記者団に対し、「農協改革は先の衆議院選挙政権公約でも約束しており、地域の農協を強くするもので、農業者に非常に有益なものだという説明を十分に尽くさないといけない。今回の選挙結果で農協改革自体にブレーキがかかることはないと思う」と述べました。
さらに、公明党の山口代表は記者団に対し、「力を合わせてやったにもかかわらず、結果は残念だった。いろいろな声があると思うので、要因を分析し、結果を厳粛に受け止めつつ今後の対応に生かしていきたい」と述べました。