特別国会召集 新人議員ら初登院
国会では、特別国会の召集日の24日、午前8時に正門が開かれ、先の衆議院選挙で初めて当選した議員らが、次々と登院しました。
第188特別国会は24日召集され、午前8時に国会の正門が開かれると、先の衆議院選挙で初めて当選した議員や返り咲きを果たした議員、それに再選を果たした議員らが次々と登院しました。
召集日の24日はふだんは閉められている国会の中央玄関が開かれ、登院した議員たちは、衆議院の職員に当選証書を提示したあと胸に議員バッジを付けてもらっていました。
先の衆議院選挙で初当選した新人は43人で、おととしの衆議院選挙の184人に比べ、大幅に減って4分の1以下となっています。自民 加藤鮎子議員
自民党の加藤鮎子衆議院議員は記者団に対し「緊張感が高まっている。気を引き締めて、これから地域や国民のためにしっかり働きたいという気持ちだ。一歩一歩地に足をつけて頑張り、将来的には地域にしっかり根ざし、それでいて高く広く視点を持てる大木のような政治家を目指したい」と述べました。
自民 古川康議員
前の佐賀県知事で自民党の古川康衆議院議員は記者団に対し「きょうの空気のようにきりりと引き締まった気持ちでいる。知事のときは国に説明を求める側だったが、これからは国の一員として説明する側に回る。住民の立場に立って国と住民の間のつなぎの役を果たしていきたい」と述べました。
民主 金子恵美議員
民主党の金子恵美衆議院議員は記者団に対し「東日本大震災や福島の原発事故の課題が国政ではほとんど語られず、風化が進んでいるというのが地元の声だ。まずは原発事故からの復興と再生にしっかりと目を向ける政治を、被災地の代表として声を大にして進めていきたい。弱い立場に置かれた人たちの生活を底上げしていくことこそ、政治がすべきことであり、生活者の視点と女性の視点を忘れずに頑張りたい」と述べました。
公明 真山祐一議員
公明党の真山祐一衆議院議員は記者団に対し「支援を頂いた多くの皆さんにしっかりとご恩返しするため、一日一日の議員活動を頑張っていきたい。与党である以上政策を実行する責任がある。福島県に住む東北の議員として、被災地の生活再建に道筋をつけ、復興を加速化するための政策を実行していきたい」と述べました。