自・公 「絶対安定多数」266議席上回る

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衆議院選挙の開票は順調に進み、自民・公明両党は、衆議院でいわゆる「絶対安定多数」となる266議席を上回る議席を獲得しました。
自民・公明両党は、合わせて3分の2の317議席に届く勢いで、自民党は、単独でも過半数を大きく上回り、300議席に迫る情勢です。
これに対し、選挙前、62議席民主党は、議席を増やす勢いですが、2桁台にとどまる情勢です。

衆議院選挙の開票は順調に進み、これまでに定数475のうち3分の2を上回る議席が固まっています。
自民・公明両党は、衆議院にある17の常任委員会のすべてで、委員長を出したうえで、過半数の委員を確保できる、いわゆる「絶対安定多数」の266議席を上回りました。
NHKが、投票を終えた有権者を対象に行った出口調査や情勢分析によりますと、自民・公明両党は合わせて306議席から341議席を獲得する見通しで、法案の再可決や、憲法改正の発議に必要な、3分の2の317議席に届く勢いです。
このうち、自民党は、275議席から306議席と、単独過半数を大きく上回り、党として過去最多の300議席に迫る情勢です。
麻生副総理兼財務大臣は、NHKの開票速報番組で、「仮に300議席ということになるとこの2年間のアベノミクスが評価されたということだと思う。まだアベノミクスは道半ばだが、きっちり仕上げていかねばならないという責任を改めて感じる」と述べるなど、党幹部の間からは、アベノミクスが評価されたという声が相次いでいます。
これに対し、選挙前、62議席民主党は、61議席から87議席を獲得する見通しで、議席を増やす勢いですが、2桁台にとどまる情勢です。
民主党の福山政策調査会長は、NHKの開票速報番組で、「アベノミクスが争点だと言われたが、日本の経済の不確実性や、国民生活の厳しさを訴えたところ、かなりの手応えがあった」と述べました。
また、共産党は、選挙前の8議席を上回って、平成12年の衆議院選挙で20議席を獲得して以来、14年ぶりに2桁の議席を獲得しています。