自公3分の2届く勢い 自民300議席に迫る

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NHKが投票を終えた全国の有権者を対象に行った出口調査や情勢分析によりますと、自民・公明両党は3分の2の317議席に届く勢いで、自民党は単独でも過半数を大きく上回り、300議席に迫る情勢です。
これに対し、選挙前、62議席民主党議席を増やす勢いですが、2桁台にとどまる情勢です。

NHKは有権者の投票行動や政治意識を探るため、投票日の14日、全国の4100か所余りの投票所で、投票を終えた有権者46万1000人余りを対象に出口調査を行い、71%に当たる32万6000人余りから回答を得ました。
出口調査や情勢分析の結果、▽自民・公明両党の獲得予想議席は合わせて306議席から341議席を獲得する見通しで、法案の再可決や憲法改正の発議に必要な3分の2の317議席に届く勢いです。
このうち、▽自民党は275議席から306議席と、単独過半数を大きく上回り、引き続き、すべての常任委員会で委員長を出したうえで過半数の委員を確保できる、いわゆる「絶対安定多数」の266議席を獲得するのが確実な情勢です。
さらに、自民党は党として過去最多の300議席に迫る情勢です。
また、▽公明党は31議席から36議席を獲得する見通しです。
そして、この時点で、小選挙区比例代表を合わせて自民党が219議席公明党が27議席の合わせて246議席の当選が確実になり、過半数の238議席を超えています。
これに対し、▽選挙前、62議席民主党は61議席から87議席を獲得する見通しで、議席を増やす勢いですが、2桁台にとどまる情勢です。
また、▽維新の党は30議席から48議席を獲得する見通しです。
▽次世代の党は2議席から6議席を獲得する見通しです。
共産党は18議席から24議席を獲得する見通しで、14年ぶりに2桁の議席を獲得するのが確実な情勢です。
▽生活の党は1議席から4議席を獲得する見通しです。
社民党は2議席を獲得する見通しです。
新党改革議席の獲得は厳しい情勢です。
▽無所属の候補は8議席から10議席を獲得する見通しです。
このうち、295の小選挙区では▽自民党は208議席から228議席を獲得する見通しです。
民主党は31議席から47議席を獲得する見通しです。
維新の党は7議席から14議席を獲得する見通しです。
公明党は8議席から9議席を獲得する見通しです。
▽次世代の党は2議席から3議席を獲得する見通しです。
共産党は1議席を獲得し、18年ぶりに小選挙区議席を獲得する見通しです。
▽生活の党は1議席から3議席を獲得する見通しです。
社民党は1議席を獲得するのが確実です。
▽無所属の候補は8議席から10議席を獲得する見通しです。
一方、比例代表では、▽自民党は67議席から78議席を獲得する見通しです。
民主党は30議席から40議席を獲得する見通しです。
維新の党は23議席から34議席を獲得する見通しです。
公明党は23議席から27議席を獲得する見通しです。
▽次世代の党は3議席まで獲得する可能性があります。
共産党は17議席から23議席を獲得する見通しです。
▽生活の党は1議席を獲得する可能性があります。
社民党は1議席を獲得する見通しです。
新党改革議席の獲得は厳しい情勢です。