衆院選の全議席決まる 首相「政策課題に全力」

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衆議院選挙の開票は、小選挙区比例代表を合わせた475の全議席が決まりました。
自民・公明両党は、自民党追加公認した1人を含めると、前回・2年前の衆議院選挙を上回る326議席を獲得しました。
安倍総理大臣は、NHKの開票速報番組で、「経済最優先で取り組みながら、日本の地位を高める経済外交も展開していきたい」と述べ、引き続き、経済や外交・安全保障など、幅広い政策課題に全力で取り組む考えを示しました。
一方、民主党は、選挙前の62議席を上回りましたが、海江田代表は議席を失い、NHKの取材に対し、「党のために頑張ってきたが、みずからの議席を確保できなかったので、代表を辞任する」と述べました。

衆議院選挙は、小選挙区比例代表を合わせた475の全議席が決まりました。
自民党は、小選挙区で222議席比例代表で68議席の合わせて290議席で、追加公認した1人を含め、291議席となります。
民主党は、小選挙区で38議席比例代表で35議席の合わせて73議席維新の党は、小選挙区で11議席比例代表で30議席の合わせて41議席公明党は、小選挙区で9議席比例代表で26議席の合わせて35議席、次世代の党は、小選挙区で2議席比例代表議席を確保できませんでした。
共産党は、小選挙区で1議席比例代表で20議席の合わせて21議席、生活の党は、小選挙区で2議席比例代表議席を確保できませんでした。
社民党は、小選挙区で1議席比例代表で1議席の合わせて2議席でした。
新党改革議席を獲得できませんでした。
無所属は、自民党追加公認となった1人を除くと、小選挙区で8人が当選しました。
自民・公明両党は、自民党追加公認した1人を含めると、法案の再可決や、憲法改正の発議に必要な、3分の2の317議席を超え、前回・2年前の衆議院選挙での325議席を上回って、326議席を獲得しました。
安倍総理大臣は、NHKの開票速報番組で、「まず、経済最優先で取り組んでいく。それと同時に、地球儀をふかんする戦略的な外交を進めるなかにおいて、日本の地位を高め、国益を守り、経済外交も展開していきたい。同時に、切れ目のない安全保障の法整備、国民の命と幸せな暮らしを守るための安全保障法制を、次の通常国会でしっかりと成立させ、整備していきたい」と述べ、経済や外交・安全保障など幅広い政策課題に引き続き全力で取り組む考えを示しました。
一方、民主党は、選挙前の62議席を上回りましたが、海江田代表が、東京1区で議席を確保できず、重複立候補した比例代表の東京ブロックでも惜敗率で及ばず、議席を失いました。
海江田代表はNHKの取材に対し「きょう記者会見して、民主党代表を辞任することを表明する。党のために頑張ってきたが、みずからの議席を確保できなかったので、代表を辞任する」と述べました。