自・公 3分の2上回り325議席に

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自民・公明両党は、衆議院のすべての議席の3分の2に当たる317議席を上回って、前回、2年前の衆議院選挙で獲得した325議席に達しました。
安倍総理大臣は、NHKの開票速報番組で「経済最優先で取り組みながら、日本の地位を高める経済外交も展開していきたい」と述べ、引き続き経済や外交・安全保障など幅広い政策課題に全力で取り組む考えを示しました。
一方、民主党は、選挙前の62議席を上回っていますが、海江田代表は、議席を失うことが確実になり、NHKの取材に対し、「きょう記者会見して、民主党代表を辞任することを表明する。党のために頑張ってきたが、みずからの議席を確保できなかったので、代表を辞任する」と述べました。

衆議院選挙の開票は進み、これまでに定数475のうち470を超える議席が固まり、自民・公明両党は、法案の再可決や、憲法改正の発議に必要な、3分の2の317議席を上回って、前回・2年前の衆議院選挙で獲得した325議席に達しました。
安倍総理大臣は、NHKの開票速報番組で、「まず、経済最優先で取り組んでいく。それと同時に、地球儀をふかんする戦略的な外交を進めるなかにおいて、日本の地位を高め、国益を守り、経済外交も展開していきたい。同時に、切れ目のない安全保障の法整備、国民の命と幸せな暮らしを守るための安全保障法制を、次の通常国会でしっかりと成立させ、整備していきたい」と述べ、経済や外交・安全保障など幅広い政策課題に引き続き全力で取り組む考えを示しました。
また、安倍総理大臣は、第3次安倍内閣の組閣や、自民党の役員人事について質問されたのに対し、「今の段階では、全く白紙だ。選挙結果が確定していくなかにおいて、今晩ゆっくり考えたいと思っている」と述べました。
一方、民主党は、選挙前の62議席を上回っていますが、海江田代表が、小選挙区の東京1区で議席を確保できず、重複立候補した比例代表の東京ブロックでも惜敗率で及ばす、議席を失うことが確実になりました。
海江田代表は、議席を失うことが確実になったことを受けて、NHKの取材に対し、「きょう記者会見して、民主党代表を辞任することを表明する。党のために頑張ってきたが、みずからの議席を確保できなかったので、代表を辞任する」と述べました。