田母神俊雄氏、立候補へ 次世代が追加公認

参照元 田母神俊雄氏、立候補へ 次世代が追加公認

 次世代の党は28日、追加の公認候補を発表した。元航空幕僚長で、2月の東京都知事選に挑戦した田母神俊雄氏(66)は東京12区から立候補する。群馬1区に党公認で立つ予定だった前職の上野宏史氏は無所属で立候補することになった。

 田母神氏は記者会見で「『日本を取りもどす』という安倍晋三首相の考えに賛成だ。そのためには憲法改正集団的自衛権の行使容認も必要」と強調。公明党の前職、太田昭宏国土交通相の対立候補になる予定で「首相がやろうとしていることに公明党は基本的に反対している。自公を分断しないと日本の将来は危ない。自民党保守政党連合ができて、初めて日本を取りもどせる。日本の将来のために公明党と戦う」と述べた。

 会見に同席した平沼赳夫党首は「田母神さんと同じ考えだ」と述べ、公明党に代わる自民党の連立パートナーになることを目指す考えを示した。次世代の党は、無所属で前職の西村真悟氏を大阪16区の公認候補とすることもすでに決定している。公明党北側一雄副代表と争うことになっており、党をあげて公明党と戦う方針だ。

 田母神氏のほかに新たに決まった候補者は次の通り。(敬称略)

 【新顔】愛知5=安田庄一(47)▽大阪8=上田孝之(56)▽比例北海道=安田聡(44)▽比例東北=菟田中子(42)▽比例九州=頭山晋太郎(37)