「ギャンブルに頼らぬ活性化策を」 井上・公明幹事長

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井上義久公明党幹事長

 カジノは刑法でいう賭博罪の対象になっているわけです。それは賭博という行為に伴う様々な問題、例えば依存症の問題、あるいは青少年対策、マネーロンダリングの問題、反社会勢力をどう排除するかとか、様々な課題がある。そういうことをしっかり議論をして国民の理解が得られなければ、私は刑法の賭博罪の対象としての例外を作るべきではないと思っています。そういったことにきちんと答えるという意味で、十分な議論が必要ではないかと思っている。個人的には、できればギャンブルに頼らない活性化策というのが、私としては日本のあるべき方向ではないかと思っています。法案は議員立法で出すわけですから、議員立法で出す皆さんに、ただ作ることだけ決めて(具体策は)政府に後は考えろということではなくて、やはり今申し上げたような懸念や課題について十分な説明責任を果たすことが、私は責任じゃないかと思っている。(記者会見で、臨時国会で本格的に審議されるカジノを含む統合型リゾート〈IR〉の整備を促す「IR法案」について問われて)