公明代表、ダブル選否定「憲法精神にふさわしくない」

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 公明党山口那津男代表は21日の党大会後の記者会見で、衆院の解散・総選挙の時期について「いっぺんに多数の民意を取り込んでしまうダブルは、憲法の精神としてあまりふさわしくない」と述べ、2016年夏の参院選と同日の「衆参ダブル選」に否定的な考えを示した。

 山口氏は「新鮮な民意を可能な限り反映していくのが、憲法の基本姿勢だ」と指摘。そのうえで「政権を維持して、国民の期待に応えるという目標に対してリスクの高いやり方だ」と語った。

 一方、公明党は同日、山口氏の代表4選を決めたほか、北側一雄副代表、井上義久幹事長、石井啓一政調会長、斉藤鉄夫選挙対策委員長をそれぞれ再任した。また、副代表に古屋範子氏、中央幹事会会長に漆原良夫氏、国会対策委員長大口善徳氏を新たに起用した。