維新の党結党大会 「野党再編進める」
日本維新の会と結いの党が合流して結成する「維新の党」の結党大会が東京都内で開かれ、橋下、江田両共同代表は、自民・公明両党に対抗する勢力を結集するため、さらなる野党再編を進めていきたいという考えを強調しました。
日本維新の会と結いの党は22日に新党「維新の党」の結成を届け出ることにしていて、これに先立って21日、東京都内のホテルで新党の結党大会を開きました。
大会では、新党の代表にそろって就任した橋下共同代表と江田共同代表があいさつし、橋下氏は「安倍政権は順調だが、自民・公明両党に対抗する野党が必要で、本当の意味での改革勢力を結集するため『維新の党』を結成した。将来政権を取り、日本の大掃除をするのが『維新の党』の使命だ」と述べました。
また江田氏は「基本政策の一致を前提に、民主党やみんなの党などを糾合しなければ、したたかで懐深い安倍政権には対抗できない。さらなる再編に向けて改革勢力の結集を目指す」と述べました。
結党大会では、新党の幹事長に維新の会の松井幹事長を起用するほか、代表代行に松野頼久氏、総務会長に片山虎之助氏、政務調査会長に柿沢未途氏を起用するなどとした役員人事が承認されました。また統治機構の改革によって国のかたちを変えることや、「保守」と「リベラル」という理念を超えて改革勢力の結集を目指すことなどを盛り込んだ新党の綱領が採択されました。