内閣改造、待ち受ける課題へ布陣 消費税・原発・外交…

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日、党役員人事と内閣改造を実施し、自民、公明両党による第2次安倍改造内閣を発足させた。幹事長に前自民党総裁谷垣禎一氏をあてるなど党4役を一新する一方、主要閣僚は軒並み留任させた。首相は秋以降、内政・外交で数多くの重要課題を抱えている。そのため、政権を安定させ、政策を進めることを優先した布陣とした。

 首相は3日夜の記者会見で、「引き続き経済最優先で、デフレからの脱却を目指し成長戦略の実行に全力をかける。私たちの改革はまだ道半ばだ」と述べ、自ら「実行実現内閣」と強調した。

 首相は内閣改造では、骨格のほとんどを残した。内閣の要である菅義偉官房長官をはじめ、麻生太郎副総理兼財務相甘利明経済再生相、岸田文雄外相らの留任を早々に決めた。