香川知事選、現職の浜田氏が再選確実 新顔の河村氏破る

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　香川県知事選が３１日、投開票され、現職の浜田恵造氏（６２）が新顔で共産党県委員会書記長の河村整氏（５５）を破り、再選を確実にした。

　自民、公明、社民の３党と民主党県連の推薦を受け、厚い支持基盤を築いた浜田氏は、高松空港の国内・国際３路線の開設に加え、瀬戸内国際芸術祭や「うどん県」ＰＲによる観光客誘致といった１期目の実績を強調。「成長する香川」を合言葉に、オリーブや希少糖など地場産業を育成して雇用を確保し、移住者を増やすことで県内の人口減少に歯止めをかけると訴えた。一方、河村氏は「県政刷新」を訴えたが、及ばなかった。

　昨年夏の参院選で開票作業をめぐる高松市選挙管理委員会の票の不正操作事件が発覚した後、県内では初めての選挙となった。高松市選管は不正防止の目的で、開票所の香川総合体育館に監視カメラ２台を設置。県選管から派遣された職員らも開票作業をチェックする。