沖縄知事選 自民は現職・仲井真氏推薦へ

参照元 沖縄知事選 自民は現職・仲井真氏推薦へ

自民党本部はことし11月に行われる沖縄県知事選挙で、党の沖縄県連が求めている現職の仲井真知事への推薦を、今月中に決定する方向で調整を進めることになりました。

沖縄県知事選挙を巡って、現職の仲井真弘多知事は自民党沖縄県連の要請受けて今月、3期目を目指し立候補することを表明しました。これに対し自民党本部は「公明党と協力して戦う態勢を整えることが基本だ」として、公明党が来月7日に行われる沖縄県内の市町村議会議員選挙などに専念したいとしていることを踏まえ対応を保留してきました。
こうしたなかで、仲井真氏は今月末に選挙事務所を開設するなど、選挙に向けた動きを本格化させる構えで、自民党沖縄県連は先週、党本部に対し、仲井真氏を推薦するよう要請しました。
これを受けて自民党本部は、仲井真氏が立候補する姿勢を崩さない以上は、支援態勢を速やかに整える必要があるとして、今月中に仲井真氏への推薦を決定する方向で調整を進めることになり、河村選挙対策委員長が菅官房長官にこうした方針を伝えました。
自民党では今後、公明党に対し、足並みをそろえて支援するよう協力を求めることにしています。
沖縄県知事選挙を巡っては、那覇市の翁長雄志市長が県議会の野党会派などによる立候補の要請に前向きな姿勢を示しており、翁長氏には自民党出身の一部の那覇市議会議員も立候補を要請しています。また下地幹郎郵政民営化担当大臣が政党の推薦を受けずに立候補することを表明しています。