国会議員所得は平均2281万円
衆・参両院の国会議員の去年1年間の所得が30日に公開され、議員1人当たりの平均は2281万円でした。
所得公開の対象となるのは、去年1年間を通じて国会議員を務めた衆・参両院の合わせて648人(衆477人、参171人)で、去年7月の参議院選挙で初めて当選した議員らは含まれていません。
NHKの集計によりますと、去年1年間の議員1人当たりの平均所得は、衆議院議員が2475万円、参議院議員が1741万円で、国会議員全体では2281万円でした。
衆・参両院を通じて報告された所得が最も多かったのは、自民党の鳩山邦夫元総務大臣で、株式の売却などで、29億3757万円の所得がありました。
これは平成5年に所得公開が始まってから最も高い額で、これにより、議員1人当たりの平均は前の年よりも275万円増え、2年連続で増加しました。
次いで所得が多かったのは、▽日本維新の会の今村洋史衆議院議員が1億3429万円、▽公明党の岡本三成衆議院議員が9397万円、▽自民党の櫻田義孝文部科学副大臣が8595万円などとなっています。
これらの報告書は30日から衆・参両院の資産報告書閲覧室で閲覧することができます。