市議会各会派「低投票率は有権者の判断」

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今回の市長選挙の結果について、大阪市議会の会派の反応です。

公明党大阪市議団の待場康生幹事長は記者会見で、「今回の選挙は大義なき選挙であり、候補者を擁立して戦う選挙でもない。投票率を見れば、市民が選挙の実施に否定的な態度を示し、賢明な判断をしたことが分かる。ことし2月に、橋下氏がわが党を批判したことは、大変重い発言で忘れられない。あす以降、橋下氏がどう対応してくるかを見なければならないが、協力関係を元に戻すことはできない」と述べました。

自民党大阪市議団の柳本顕幹事長は記者会見で、「投票率が今までにない低さとなったが、われわれがこの間言ってきた、意味ない、大義のない選挙だということに対して、多くの有権者の皆さんが賢明な判断をし、同調した結果だ。今回の選挙結果を受けて、われわれの対応は基本的には変わらない。橋下氏自身が、子どもじみた対立を前面に打ち出しすぎたのではないか」と述べました。

民主党系の会派、「OSAKAみらい」大阪市議団の奥野正美幹事長は記者会見で、「今回の選挙は、まさに身勝手な自分本位の選挙であり、あえていえば『許せない選挙』だ。橋下氏はこの2週間、大阪都構想がいかにいいものかと街頭で説明したが、その内容は根拠や裏付けが薄く、短絡的だった。投票率が低くなったことで、市民の一定の意思が示されたと思う」と述べました。

共産党大阪市議団の山中智子幹事長は記者会見で、「自分の考えどおりにいかなかったら選挙をやればいいという、公金を私物化して、選挙をおもちゃのようにする橋下氏の手法に対し、市民が『それは許されない』という意思を示したものだ。橋下氏は、反省すべきは反省し、合意形成を大切にすることが重要だと気付くことを切望する」と述べました。