石川知事選が告示 6選狙う現職ら3氏立候補

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 石川県知事選は27日に告示され、木村吉伸、川裕一郎、谷本正憲の3氏が立候補を届け出た。投票は3月16日で即日開票される。

 6期目をめざす谷本氏の多選への賛否や、原子力規制委員会活断層の有無を調べている北陸電力志賀原発の是非、来春の北陸新幹線金沢開業に合わせた観光振興策などが争点になる。

 志賀原発をめぐっては、木村氏は「即時廃炉」を、川氏は「原発の送電設備を生かした自然エネルギーの推進」をそれぞれ掲げる。一方、谷本氏は「安全確認が第一」とした上で、安全確認後の再稼働に肯定的な意向を示している。

 現職知事の当選回数は茨城県知事の6期が最多。全国知事会によると、都道府県知事が公選制になった1947年以降、石川県知事の経験者は現職を含めて計4人で、茨城県と並んで全国で最も少ない。

 川氏は現職を推薦した民主県連に反発して民主を離党した。谷本氏は自民、民主、公明の県組織の推薦を受ける。