五輪対応と知名度重視 候補者選び本格化 都知事辞職

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 猪瀬直樹東京都知事の辞職について19日、与野党幹部からは「当然だ」「やむを得ない」との反応が相次いだ。各党は都知事選に向け、2020年東京五輪への対応に加え、知名度なども重視しながら候補者選びを本格化させる。

 自民党の河村建夫選挙対策委員長は記者団に対し、「遅きに失したという感じはある。アマチュアでない、プロ意識の高い知事を求めていかないといけない」と述べた。自民党東京都連の内田茂幹事長(都議)は19日午前、石破茂幹事長に電話し、年内に候補者を決める考えを伝えた。石破氏は「できれば早く決めて安心していただけるようにしたい。自公で勝てる候補を擁立したい」と記者団に語った。

 公明党の高木陽介・東京都本部代表は「都民からの信頼を失っていく状況の中での辞任は致し方がない」と語った。