沖縄県知事、辺野古「年内にも判断」 公明県本部と会談

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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、公明党県本部(糸洲朝則代表)は13日、仲井真弘多知事と会談し、県外移設を求める提言書を提出した。仲井真知事は「基本的にはその通りだ。年内には、承認するしないの結論を出せたら良いと思っている」と述べた。

 自民党県連は、名護市辺野古への移設容認に転じており、知事を支える県政与党で対応が割れる異例の事態になった。

 公明県本部は今年9月、基地問題に関するプロジェクトチームを発足。話し合いを重ねていた。金城勉・県本部幹事長は知事との会談で「辺野古移設は事実上不可能だと繰り返す知事を後押ししたいという意向で議論してきた」と述べ、埋め立て申請については「不承認の判断をしていただきたい」と求めた。

 仲井真知事は提言について「ほとんどの沖縄の人は賛成だと思う。これも参考にしながら結論を出していきたい」と述べた。