仲井真知事 埋め立て申請は年内結論

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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題を巡り、沖縄県の仲井真知事は、公明党沖縄県本部の幹部との会談で、移設先とされている名護市辺野古の埋め立て申請を承認するかどうか、年内に結論を出す考えを明らかにしました。

政府は、日米合意でアメリカ軍普天間基地の移設先とされている名護市辺野古の埋め立て申請を沖縄県に提出し、審査が進められています。
これについて沖縄県の仲井真知事と公明党沖縄県本部の幹部が那覇市で会談し、公明党側は、「普天間基地は県外移設を求めるべきだ」として、埋め立てを承認しないよう求めました。
これに対し仲井真知事は、「重く受け止める。事務的な審査の内容を踏まえて承認するか、しないかを決めたい。なんとか年内には、承認する、しないの結論が出せたらいいと思っている」と述べ、申請を承認するかどうか、年内に結論を出す考えを明らかにしました。普天間基地の移設問題を巡っては、自民党沖縄県連が沖縄県内への移設を容認する方針に転換したことを受け、政府は基地負担の軽減策の具体化に努めるとともに、仲井真知事に埋め立て申請を承認するよう働きかけを強めています。