公明幹事長 戸籍法改正案賛成あり得る

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公明党の井上幹事長は、記者会見で、民主党が今の国会に提出する方針の、出生届に「嫡出子」かどうかの記載を義務づけている戸籍法の改正案について、賛成することもあり得るという考えを示しました。

政府は、いわゆる「婚外子」の遺産相続を「嫡出子」と同等にする民法の改正に併せて、出生届に「嫡出子」かどうかの記載を義務づけている戸籍法も改正する方針でしたが、自民党の了承が得られず、戸籍法の改正は見送ることになりました。
こうしたなか、民主党は『婚外子』に対する差別的な取り扱いを残すことになるとして、戸籍法の改正案を今の国会に提出することを決めました。
これについて、公明党の井上幹事長は、記者会見で、「民法の改正に併せて戸籍法も改正すべきだというのがわれわれの基本的な考え方だ。仮に議員立法で国会に提出され、議論の中で合意が得られれば、賛成することは当然あると思う」と述べ、民主党が提出する方針の戸籍法の改正案に賛成することもあり得るという考えを示しました。
また、井上氏は、デパートやホテルなどで、メニューの表記と異なる食材を使用していた問題が相次いでいることについて、党として法規制の強化などを検討し、できるだけ早く政府に提言したいという考えを示しました。