衆院予算委員会 10日に閉会中審査

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衆院予算委員会 10日に閉会中審査

11月10日 4時21分

衆議院予算委員会は10日、安倍総理大臣の出席を求めて、閉会中審査を行います。与党側は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に対する国民の不安を払拭(ふっしょく)するため、政府側に大筋合意の内容を丁寧に説明するよう促すことにしている一方、野党側は高木復興大臣の政治資金を巡る問題などを追及することにしています。
国会は10日、衆議院予算委員会安倍総理大臣も出席して、閉会中審査が行われ、先月の内閣改造後、初めての国会論戦となります。
これに関連して、自民・公明両党の幹部は9日の政府・与党連絡会議で、「政府はTPPの具体的な影響を説明しきれていない」などと指摘していて、与党側は質疑を通じて、TPPに対する国民の不安を払拭するため、政府側に大筋合意した内容や対策などを丁寧に説明するよう促すことにしています。
一方、野党側では民主党が高木復興大臣の政治資金を巡る問題などを追及することにしています。
さらに、民主党に加え、維新の党、共産党はTPP交渉の大筋合意の内容と、これまでの政府の説明や自民党の公約との整合性、安倍総理大臣が掲げる「一億総活躍社会」の具体策、それに、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る政府の対応などをただすことにしています。
また、憲法の規定に基づき召集を求めている臨時国会を巡って、政府側の姿勢を問いただし、速やかに開くよう訴えることにしています。