自民・公明両党の幹事長らが会談し、野党側が早期に
臨時国会を開くよう求めていることについて、「
安倍総理大臣の外交日程が立て込んでいて、審議日程を確保するのが困難だ」という認識で一致する一方、
予算委員会などでの閉会中審査には積極的に応じる方針を確認しました。
会談には自民・公明両党の幹事長と
国会対策委員長が出席しました。この中で、
自民党の谷垣幹事長は、20日に行われた
与野党の幹事長・
書記局長らによる会談で、野党側から、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉が大筋合意したことについて、国民に説明すべきだなどとして、早期に
臨時国会を開くよう要求があったことと、それを菅
官房長官に伝えたことを報告しました。
そのうえで、自民・公明両党は、
安倍総理大臣が22日からモンゴルと
中央アジア5か国を訪問するなど、来月にかけて外交日程が立て込んでいることから、「審議日程を確保するのが困難だ」という認識で一致しました。
その一方で、
公明党の井上幹事長は、TPPの大筋合意を踏まえ、「野党側から要求があれば、積極的に説明の機会を設けていくことが重要だ」と述べ、
予算委員会や関連する
農林水産委員会などの閉会中審査には積極的に応じる方針を確認しました。