自民の執行部再任 午後から内閣改造へ

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自民の執行部再任 午後から内閣改造

10月7日 12時08分

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安倍総理大臣は、7日午前、自民党の役員人事を行い、谷垣幹事長ら党4役と高村副総裁を再任することを正式に決めました。
これに続いて、午後、内閣改造を行うことにしていて、臨時閣議で、閣僚の辞表を取りまとめることにしています。
安倍総理大臣は、7日午前、自民党本部の総裁室に、▽谷垣幹事長、▽二階総務会長、▽稲田政務調査会長、▽茂木選挙対策委員長の党4役と▽高村副総裁を呼んで、再任することを伝えました。
このあと開かれた党の臨時総務会で、安倍総理大臣は、「新たな体制で、新たな課題に臨んでいきたい。一致結束して、結果を出していくことによって、国民の負託に応えていきたい」と述べたうえで、これらの人事案を提示し、5人の再任が正式に了承されました。このあと、5人は、記者会見を行いました。

高村副総裁は「『政高党低』であろうと、『党高政低』であろうと、国民のための政治を前に進めることが、いい政治なので、引き続き、しっかり、安倍総理・総裁を支えていきたい」と述べました。
谷垣幹事長は、「『平和安全法制』を、前の国会では、処理することができたが、これに対する国民の理解をしっかり得ていく。そして、『アベノミクス』の新しい三本の矢を、しっかり肉付けしなければならない。難問も山積しているが、党が一致結束して、政権を支えられるよう全力を挙げる所存だ」と述べました。
二階総務会長は、「総務会では、何でも早く了承して、次へ進ませろというやり方は、受け付けないつもりだ。党内融和のもとに、立派な政策を打ち立てていくためには、それなりの努力が必要であり、われわれもしっかり頑張って期待に応えたい」と述べました。
稲田政務調査会長は、「身の引き締まる思いだ。アベノミクス第2ステージは正念場だし、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意を受け、国内対策も、しっかり講じていきたい。来年の参議院選挙の公約作りも進めていく」と述べました。
茂木選挙対策委員長は、「来年の参議院選挙に勝利することが最大の使命だ。政権政党として、日本が直面するさまざまな課題を一つ一つ進め、結果を出すことが、政権や自民党に対する信頼につながる。一連の選挙の最終決戦が来年の参議院選挙であり、緊張感を持って臨んでいきたい」と述べました。

安倍総理大臣は、午後、内閣改造を行うことにしていて、臨時閣議で、閣僚の辞表を取りまとめたうえで、午後1時半から公明党の山口代表と党首会談を行うことにしています。
そして、組閣本部を設置したうえで、内閣改造を行い、菅官房長官が、閣僚名簿を発表することにしています。
その後、皇居での認証式を経て、7日夕方にも、第3次安倍改造内閣が発足する運びとなっています。