民主・共産の国政選挙協力 引き続き意見交換へ

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民主・共産の国政選挙協力 引き続き意見交換へ

9月25日 18時15分

民主党の岡田代表と共産党の志位委員長が会談し、志位氏が安全保障関連法の廃止を目指した政権合意の実現を前提に、国政選挙での協力を提案しました。これに対し、岡田氏は共産党との政権合意は難しいという認識を示しましたが、引き続き、意見を交わしていくことでは一致しました。
国会内で行われた会談には、民主党の岡田代表と共産党の志位委員長のほか、両党の幹事長、書記局長らも同席しました。
この中で、志位氏は自民・公明両党と対じするため、安全保障関連法の廃止を目指した政権合意の実現を前提に、来年夏の参議院選挙などの国政選挙で、選挙区における候補者の調整などを行うことを提案しました。
これに対し、岡田氏は政権をともに作るためには、安全保障関連法への対応以外にも、一定の政策や理念が共通している必要があるとして、共産党との政権合意は難しいという認識を示しましたが、引き続き、意見を交わしていくことでは一致しました。
会談のあと、岡田氏は記者会見で、「共産党の思い切った提案には敬意を表したい。ただ、安全保障関連法を廃止することは、政府をともに作らなくても可能だと思う」と述べました。
一方、共産党の志位氏は、「国民の声に応え、非常事態を打開するため、私たちも変わらなければいけないと思っている。合意に向けて進んで行けたらと願っている」と述べました。