内閣不信任案否決 与野党攻防は最終局面へ

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内閣不信任案否決 与野党攻防は最終局面へ

9月18日 21時04分

安全保障関連法案を巡って、民主党など野党5党が共同で提出した安倍内閣に対する不信任決議案は、衆議院本会議で、自民・公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。これを受けて、現在開かれている参議院本会議で、法案を審議する特別委員会の鴻池委員長に対する問責決議案と安全保障関連法案の採決が行われる運びで、与野党の攻防は最終局面を迎えています。
民主党維新の党、共産党社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党は、「憲法に違反している安全保障関連法案を強引に成立させようとしていることは、国民主権を否定する暴挙だ」として、安倍内閣に対する不信任決議案を共同で衆議院に提出しました。
不信任決議案は、午後4時半から開かれた衆議院本会議で、記名投票で採決が行われた結果、自民・公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
これを受けて、参議院議院運営委員会は、理事会を開き、午後8時半から本会議を開いて、民主党が提出している安全保障関連法案を審議する特別委員会の鴻池委員長に対する問責決議案と、安全保障関連法案の採決を行うことを決めました。
与党側は、日付が変わっても本会議を開くことができる延会手続きをとることも視野に入れて、野党側と調整を行い、速やかに法案の可決・成立を図りたい考えです。
戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる安全保障関連法案の採決を巡る与野党の攻防は、最終局面を迎えています。