民主党など野党5党は、「
憲法に違反している安全保障関連法案を強引に成立させようとしていることは、
国民主権を否定する暴挙だ」として、安倍内閣に対する
不信任決議案を
衆議院に共同で提出し、まもなく開かれる
衆議院本会議で採決が行われます。
民主党、
維新の党、
共産党、
社民党、生活の党と
山本太郎となかまたちの野党5党は、安全保障関連法案を巡って、午後2時前、安倍内閣に対する
不信任決議案を共同で
衆議院に提出しました。5党は、決議案を提出した理由について、「
憲法に違反している安全保障関連法案を強引に成立させようとしていることは、
国民主権を否定する暴挙で、安倍内閣は一刻も早く退陣すべきだ」としています。
不信任決議案は、午後4時半から開かれる
衆議院本会議で採決されることになっています。
一方、午後1時から開かれた
参議院本会議では、
民主党が提出した
安倍総理大臣に対する問責決議案の採決が行われ、自民・公明両党と次世代の党などの反対多数で否決されました。
また、
民主党は、「きのう法案の委員会採決を強行したのは容認できない」として、鴻池委員長に対する問責決議案を
参議院に提出していて、
衆議院本会議のあとに開かれる
参議院本会議で採決が行われることになります。
与党側は、これらの決議案を、次世代の党などとともに、順次、否決したうえで、できるだけ早く
参議院本会議で法案の採決を行い、18日にも可決・成立させる方針で、安全保障関連法案の採決を巡る
与野党の大詰めの攻防が続いています。