公明山口代表 参院6増6減の自民案批判

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公明党の山口代表は、記者会見で、参議院の選挙制度改革を巡り、自民党が検討している選挙区の定員を「6増6減」する案は抜本改革にはならないと批判したうえで、全国の選挙区を11ブロックに分ける党の主張にはこだわらず、合意形成に努めていく考えを示しました。
参議院の選挙制度改革を巡り、自民党参議院執行部は選挙区の定員を「6増6減」する案を今週にも開かれる各会派の代表者らによる検討会に示す方向で調整する考えです。
これについて、山口代表は、記者会見で「最高裁判所からは2度にわたって現在の制度は著しい不平等を生んでいると指摘されている」と述べ、抜本改革にはならないと批判しました。
そのうえで、山口氏は「公明党が主張する全国の選挙区を11ブロックに分ける案がベストだと思っているが、各党の考えの隔たりは大きい。自分たちの主張にはこだわらずに柔軟に対応し、2つの県を1つの選挙区にする合区も視野に合意形成できる道を探る心構えはある」と述べ、合意形成に努めていく考えを示しました。